今回のエントリーは大阪ローカル、かつ、しょーもないネタで
ホンマやったらこんなネタを取り上げんと、他のネタを優先すべきや…と、自分でも思うんですけど、
ぼく、厚顔無恥なヤツを見ると、どうしても、ひとこと言いたくなるので
書いてみたいと思います
まずは、この「どこにでもあるような公務員の業者との癒着」の記事を読んでください
これね、いつもやったら、「またこんなことしとるな…」というくらいの、
呆れたの感想しか出てこない記事なんです
けど…
この記事のなかに出てくるヤツがあまりにも厚顔無恥なので、ぼくはツッコまずにはいられへんのですわ
で、まず、この記事に出てくることを整理しますと、
・大阪市交通局の局長が他の幹部とともに、今年の4月に、部下である一般職員を業者との会食に誘った
・その業者は今年の7月に大阪市交通局主催のシンポジウムの公募に応募し、みごと受注に成功した
…ということで、これだけでも十分、批判を受けるには十分すぎる「状況証拠」が揃ってるんですけど
この交通局長は、当初、別のTVニュースのインタビューでは、
「(会食をした)4月の時点では(交通局主催の)シンポジウムの話は出てなかったので問題ありません」
…と言うてて、形式的には「契約に関係する一般職との会食を規制する大阪市の内規」には違反しない…
開き直ってたんです
しかしながら、そもそも、この会食は今年の2月に、大阪市交通局にある企画を提案した業者が
交通局長らに提案してセットされたもので、その経過を振り返ってみると
2月の業者による企画提案→4月の交通局幹部との会食→7月の企画受注…という、
まことに「わかりやすい展開」になってるわけですから
形式的に内規違反になってないから問題ないねん…という話にはなりませんよね
なので、大阪市の最高責任者たる橋下さんちの徹ちゃんも、これは見過ごせない…と
こんなことを言うてるんです↓
そらそうや、こんなミエミエの展開をたどったんやから、それくらいして当然や、
今回のコトに限っては、橋下市長を評価せんとな…
この記事を読んで、そう感じた方もいらっしゃることでしょう
…が、ぼくはそんな「評価」は致しません
その訳はと言うと…
みなさん、これらの記事を読んで、誰が一番悪いと思いました?
公募の審査で不自然な採点をした人…ですか?
いやいや、ぼくはそない思いません
なぜなら、そもそもこの会食は、大阪市交通局のトップである藤本昌信局長が業者の要望に応じて
わざわざ一般職員を誘って実現したものですので、
業者との癒着という点では藤本昌信局長が「一番濃かった」んですから
そら、藤本昌信局長が一番悪い…ということになりそうなんですが…
実は、この藤本昌信という人物は民間から大阪市の交通局長に抜擢された人物でして
ほな、いったい誰がこんなデタラメなヤツをスカウトしてきたんや?…というたら、
それは…橋下徹ちゃん、アンタやんか!
…ということになっとりますので、徹ちゃんは今回の件で憤る前に
こんな人物を交通局長にした自分自身の「人を見る目の無さ」を猛省してもらわんとアカンし
それについて市民にちゃんと謝ってもらわんとアカンと、ぼくは思ってるんです
(今回の件に関しては、任命責任者かつ大阪市の最高責任者であるアンタのことを含めて怒ってんのは
こっちの方やから、アンタがカメラの前で他人事のように怒るのは筋違いやねん、徹ちゃん…)
このように、謝罪する立場(≒責任を負う立場)にあるにもかかわらず、
その立場をきれいさっぱり忘れつつ、ちゃっかり、怒ってる市民の側に身をおいて
市民の(怒りの)共感を盗もうとするのは、橋下徹の常套手段…というか、端的に詐欺まがい行為でして
あの人はこういう『立場すり替えの術』をよく使うので、
大阪市民のみなさんには決して、このような忍法(…というか政治的詐術)には、
騙されないで頂きたいと思う次第であります
※
それにしても、こういう事情をなんでちゃんと記事のなかで解説してくれへんのか…
それはホンマに不思議な話であるし、かつ、けしからん話であると、ぼくは強く思います
※
2番目に紹介した記事は、MBSという大阪毎日放送のTVニュースの文字起こしなんですけど
このニュースでは、外部調査をする…という橋下市長の声だけを映像入りで流した一方で
TVでいったん流していた、「4月の時点ではシンポジウムの話はまだ出てなかったので問題ない」という
藤本昌信交通局長の開き直りインタビュー音声をわざわざ消してネットにあげておりまして
ぼくは、なんでこんな小細工をするんやろ…と、強く思った次第です
(いったい、MBSは誰をかばってんねん!)
ホンマやったらこんなネタを取り上げんと、他のネタを優先すべきや…と、自分でも思うんですけど、
ぼく、厚顔無恥なヤツを見ると、どうしても、ひとこと言いたくなるので
書いてみたいと思います
まずは、この「どこにでもあるような公務員の業者との癒着」の記事を読んでください
<大阪市交通局>幹部ら不適切会食…一般職は内規違反 (毎日新聞 10月4日)
大阪市交通局の幹部ら5人(特別職3人、一般職2人)が今年4月、大手広告代理店の社員らと会食していたことが分かった。市の内規「公正契約職務執行マニュアル」は、同社など市の入札参加資格がある業者と、契約に関係する一般職との会食を規制しており、市は「抵触する」としている。5人のうち4人は、同社が7月に受注したシンポジウム事業の公募審査に関わったが、特別職は規制の対象外で、市は制度の改正を検討する。
◇入札参加資格業者と
関係者によると、会食は4月25日、大阪市北区のビアホールであった。交通局側は藤本昌信局長、調査役ら特別職3人と、理事と部長の一般職2人の計5人が出席。同社側は役員と担当者ら計4人が参加した。
同社は2月に市営地下鉄の乗車人員増に関する企画を藤本局長らに提案。会食は同社が呼びかけ、飲食費は割り勘したという。調査役は同社の担当者と2人で会食もしていた。
同社は、交通局による「市営交通110周年記念シンポジウム」の公募に応募。6月30日、計4社の企画提案を会食に参加した藤本局長と調査役、一般職2人ら計8人が審査し、最高得点だった同社が1389万円で受注した。シンポは8月24日に市中央公会堂(同市北区)で開かれた。
同社は取材に4月の会食について「内規は承知していなかった。営業行為ではなく意見交換だった」と回答。藤本局長は「4月段階では利害関係はなく、部下は勉強させたいと思い誘った」と説明した。双方とも会食時にシンポの話はなかったとしている。
市契約管財局は、特別職は市長や副市長を想定しており、「政治的活動がある」との理由で内規の規制対象から外しているという。同局は「公募審査に特別職が直接関わることは想定していない」としている。
これね、いつもやったら、「またこんなことしとるな…」というくらいの、
呆れたの感想しか出てこない記事なんです
けど…
この記事のなかに出てくるヤツがあまりにも厚顔無恥なので、ぼくはツッコまずにはいられへんのですわ
で、まず、この記事に出てくることを整理しますと、
・大阪市交通局の局長が他の幹部とともに、今年の4月に、部下である一般職員を業者との会食に誘った
・その業者は今年の7月に大阪市交通局主催のシンポジウムの公募に応募し、みごと受注に成功した
…ということで、これだけでも十分、批判を受けるには十分すぎる「状況証拠」が揃ってるんですけど
この交通局長は、当初、別のTVニュースのインタビューでは、
「(会食をした)4月の時点では(交通局主催の)シンポジウムの話は出てなかったので問題ありません」
…と言うてて、形式的には「契約に関係する一般職との会食を規制する大阪市の内規」には違反しない…
開き直ってたんです
しかしながら、そもそも、この会食は今年の2月に、大阪市交通局にある企画を提案した業者が
交通局長らに提案してセットされたもので、その経過を振り返ってみると
2月の業者による企画提案→4月の交通局幹部との会食→7月の企画受注…という、
まことに「わかりやすい展開」になってるわけですから
形式的に内規違反になってないから問題ないねん…という話にはなりませんよね
なので、大阪市の最高責任者たる橋下さんちの徹ちゃんも、これは見過ごせない…と
こんなことを言うてるんです↓
大阪市交通局 会食問題 橋下市長外部調査の考え (MBS:10/06)
大阪市交通局の幹部が、内規で禁止されている入札参加資格のある業者と会食していた問題で、橋下市長は外部調査を行う考えを示しました。
この問題は今年4月、大阪市交通局の局長ら幹部5人が、市の内規で禁止されている入札参加資格のある広告代理店の社員と会食していたものです。
6月にこの代理店が交通局の事業に応募し、会食に参加していた幹部4人が審査を行い、この代理店に決定しました。
これに対し、橋下市長は外部調査を行う考えを示しました。
「行政ですから、民間企業じゃないので、そこの認識が甘すぎた。外部調査を使います。局長自身も調査の対象なので」(大阪市 橋下徹市長)
また市議会では公募の審査をした1人が、この代理店に高得点をつける一方、他社には低い点をつけていたことが明らかになっています。
そらそうや、こんなミエミエの展開をたどったんやから、それくらいして当然や、
今回のコトに限っては、橋下市長を評価せんとな…
この記事を読んで、そう感じた方もいらっしゃることでしょう
…が、ぼくはそんな「評価」は致しません
その訳はと言うと…
みなさん、これらの記事を読んで、誰が一番悪いと思いました?
公募の審査で不自然な採点をした人…ですか?
いやいや、ぼくはそない思いません
なぜなら、そもそもこの会食は、大阪市交通局のトップである藤本昌信局長が業者の要望に応じて
わざわざ一般職員を誘って実現したものですので、
業者との癒着という点では藤本昌信局長が「一番濃かった」んですから
そら、藤本昌信局長が一番悪い…ということになりそうなんですが…
実は、この藤本昌信という人物は民間から大阪市の交通局長に抜擢された人物でして
ほな、いったい誰がこんなデタラメなヤツをスカウトしてきたんや?…というたら、
それは…橋下徹ちゃん、アンタやんか!
…ということになっとりますので、徹ちゃんは今回の件で憤る前に
こんな人物を交通局長にした自分自身の「人を見る目の無さ」を猛省してもらわんとアカンし
それについて市民にちゃんと謝ってもらわんとアカンと、ぼくは思ってるんです
(今回の件に関しては、任命責任者かつ大阪市の最高責任者であるアンタのことを含めて怒ってんのは
こっちの方やから、アンタがカメラの前で他人事のように怒るのは筋違いやねん、徹ちゃん…)
このように、謝罪する立場(≒責任を負う立場)にあるにもかかわらず、
その立場をきれいさっぱり忘れつつ、ちゃっかり、怒ってる市民の側に身をおいて
市民の(怒りの)共感を盗もうとするのは、橋下徹の常套手段…というか、端的に詐欺まがい行為でして
あの人はこういう『立場すり替えの術』をよく使うので、
大阪市民のみなさんには決して、このような忍法(…というか政治的詐術)には、
騙されないで頂きたいと思う次第であります
※
それにしても、こういう事情をなんでちゃんと記事のなかで解説してくれへんのか…
それはホンマに不思議な話であるし、かつ、けしからん話であると、ぼくは強く思います
※
2番目に紹介した記事は、MBSという大阪毎日放送のTVニュースの文字起こしなんですけど
このニュースでは、外部調査をする…という橋下市長の声だけを映像入りで流した一方で
TVでいったん流していた、「4月の時点ではシンポジウムの話はまだ出てなかったので問題ない」という
藤本昌信交通局長の開き直りインタビュー音声をわざわざ消してネットにあげておりまして
ぼくは、なんでこんな小細工をするんやろ…と、強く思った次第です
(いったい、MBSは誰をかばってんねん!)