橋下徹はアカンで

俺は、アンタが一番悪いと思うで、徹ちゃん…

今回のエントリーは大阪ローカル、かつ、しょーもないネタで

ホンマやったらこんなネタを取り上げんと、他のネタを優先すべきや…と、自分でも思うんですけど、

ぼく、厚顔無恥なヤツを見ると、どうしても、ひとこと言いたくなるので

書いてみたいと思います


まずは、この「どこにでもあるような公務員の業者との癒着」の記事を読んでください

<大阪市交通局>幹部ら不適切会食…一般職は内規違反 (毎日新聞 10月4日)

大阪市交通局の幹部ら5人(特別職3人、一般職2人)が今年4月、大手広告代理店の社員らと会食していたことが分かった。市の内規「公正契約職務執行マニュアル」は、同社など市の入札参加資格がある業者と、契約に関係する一般職との会食を規制しており、市は「抵触する」としている。5人のうち4人は、同社が7月に受注したシンポジウム事業の公募審査に関わったが、特別職は規制の対象外で、市は制度の改正を検討する。

◇入札参加資格業者と

関係者によると、会食は4月25日、大阪市北区のビアホールであった。交通局側は藤本昌信局長、調査役ら特別職3人と、理事と部長の一般職2人の計5人が出席。同社側は役員と担当者ら計4人が参加した。

同社は2月に市営地下鉄の乗車人員増に関する企画を藤本局長らに提案。会食は同社が呼びかけ、飲食費は割り勘したという。調査役は同社の担当者と2人で会食もしていた。

同社は、交通局による「市営交通110周年記念シンポジウム」の公募に応募。6月30日、計4社の企画提案を会食に参加した藤本局長と調査役、一般職2人ら計8人が審査し、最高得点だった同社が1389万円で受注した。シンポは8月24日に市中央公会堂(同市北区)で開かれた。

同社は取材に4月の会食について「内規は承知していなかった。営業行為ではなく意見交換だった」と回答。藤本局長は「4月段階では利害関係はなく、部下は勉強させたいと思い誘った」と説明した。双方とも会食時にシンポの話はなかったとしている。

市契約管財局は、特別職は市長や副市長を想定しており、「政治的活動がある」との理由で内規の規制対象から外しているという。同局は「公募審査に特別職が直接関わることは想定していない」としている。

これね、いつもやったら、「またこんなことしとるな…」というくらいの、

呆れたの感想しか出てこない記事なんです

けど…

この記事のなかに出てくるヤツがあまりにも厚顔無恥なので、ぼくはツッコまずにはいられへんのですわ


で、まず、この記事に出てくることを整理しますと、

・大阪市交通局の局長が他の幹部とともに、今年の4月に、部下である一般職員を業者との会食に誘った

・その業者は今年の7月に大阪市交通局主催のシンポジウムの公募に応募し、みごと受注に成功した

…ということで、これだけでも十分、批判を受けるには十分すぎる「状況証拠」が揃ってるんですけど

この交通局長は、当初、別のTVニュースのインタビューでは、

「(会食をした)4月の時点では(交通局主催の)シンポジウムの話は出てなかったので問題ありません」

…と言うてて、形式的には「契約に関係する一般職との会食を規制する大阪市の内規」には違反しない…

開き直ってたんです


しかしながら、そもそも、この会食は今年の2月に、大阪市交通局にある企画を提案した業者が

交通局長らに提案してセットされたもので、その経過を振り返ってみると

2月の業者による企画提案→4月の交通局幹部との会食→7月の企画受注…という、

まことに「わかりやすい展開」になってるわけですから

形式的に内規違反になってないから問題ないねん…という話にはなりませんよね


なので、大阪市の最高責任者たる橋下さんちの徹ちゃんも、これは見過ごせない…と

こんなことを言うてるんです↓

大阪市交通局 会食問題 橋下市長外部調査の考え (MBS:10/06)

大阪市交通局の幹部が、内規で禁止されている入札参加資格のある業者と会食していた問題で、橋下市長は外部調査を行う考えを示しました。

この問題は今年4月、大阪市交通局の局長ら幹部5人が、市の内規で禁止されている入札参加資格のある広告代理店の社員と会食していたものです。

6月にこの代理店が交通局の事業に応募し、会食に参加していた幹部4人が審査を行い、この代理店に決定しました。

これに対し、橋下市長は外部調査を行う考えを示しました。

「行政ですから、民間企業じゃないので、そこの認識が甘すぎた。外部調査を使います。局長自身も調査の対象なので」(大阪市 橋下徹市長)

また市議会では公募の審査をした1人が、この代理店に高得点をつける一方、他社には低い点をつけていたことが明らかになっています。

そらそうや、こんなミエミエの展開をたどったんやから、それくらいして当然や、

今回のコトに限っては、橋下市長を評価せんとな…

この記事を読んで、そう感じた方もいらっしゃることでしょう


…が、ぼくはそんな「評価」は致しません

その訳はと言うと…


みなさん、これらの記事を読んで、誰が一番悪いと思いました?

公募の審査で不自然な採点をした人…ですか?

いやいや、ぼくはそない思いません

なぜなら、そもそもこの会食は、大阪市交通局のトップである藤本昌信局長が業者の要望に応じて

わざわざ一般職員を誘って実現したものですので、

業者との癒着という点では藤本昌信局長が「一番濃かった」んですから

そら、藤本昌信局長が一番悪い…ということになりそうなんですが…


実は、この藤本昌信という人物は民間から大阪市の交通局長に抜擢された人物でして

ほな、いったい誰がこんなデタラメなヤツをスカウトしてきたんや?…というたら、

それは…橋下徹ちゃん、アンタやんか!

…ということになっとりますので、徹ちゃんは今回の件で憤る前に

こんな人物を交通局長にした自分自身の「人を見る目の無さ」を猛省してもらわんとアカンし

それについて市民にちゃんと謝ってもらわんとアカンと、ぼくは思ってるんです

(今回の件に関しては、任命責任者かつ大阪市の最高責任者であるアンタのことを含めて怒ってんのは
  こっちの方やから、アンタがカメラの前で他人事のように怒るのは筋違いやねん、徹ちゃん…)


このように、謝罪する立場(≒責任を負う立場)にあるにもかかわらず、

その立場をきれいさっぱり忘れつつ、ちゃっかり、怒ってる市民の側に身をおいて

市民の(怒りの)共感を盗もうとするのは、橋下徹の常套手段…というか、端的に詐欺まがい行為でして

あの人はこういう『立場すり替えの術』をよく使うので、

大阪市民のみなさんには決して、このような忍法(…というか政治的詐術)には、

騙されないで頂きたいと思う次第であります




それにしても、こういう事情をなんでちゃんと記事のなかで解説してくれへんのか…

それはホンマに不思議な話であるし、かつ、けしからん話であると、ぼくは強く思います




2番目に紹介した記事は、MBSという大阪毎日放送のTVニュースの文字起こしなんですけど

このニュースでは、外部調査をする…という橋下市長の声だけを映像入りで流した一方で

TVでいったん流していた、「4月の時点ではシンポジウムの話はまだ出てなかったので問題ない」という

藤本昌信交通局長の開き直りインタビュー音声をわざわざ消してネットにあげておりまして

ぼくは、なんでこんな小細工をするんやろ…と、強く思った次第です

(いったい、MBSは誰をかばってんねん!)

橋下徹の『わかりやすい構図でエエカッコショー』

前回のエントリーでは、「誰が考えても、悪い側がわかってる」という「わかりやすい構図」に

「正義の味方」として登場する人にはご用心…ということを書いたんですが

実はこのネタを書こうと思ったきっかけは、

薬害エイズで名を売った小林よしのりとか櫻井よしこのことに触発されたんではなくて

つい最近、橋下徹が企ててる『わかりやすい構図でエエカッコショー』がきっかけやったんです


えっ、何やねん、その『わかりやすい構図でエエカッコショー』って?

それは、これです↓

<橋下市長>在特会と面談へ 大阪 (毎日新聞 9月19日)

大阪市の橋下徹市長は19日、在日韓国・朝鮮人の排斥を訴える「在日特権を許さない市民の会(在特会)」関係者と面談する意向を明らかにした。橋下市長は「公開の場で議論したい」と話した。

市役所で報道陣に明らかにした。橋下市長は「在特会がどんなスピーチするのか聞かせてほしい」とした上で「大阪で差別表現は僕は許さない。在特会側にきちっと言おうと思う」と話した。

橋下市長は7月の定例記者会見でヘイトスピーチについて「大阪市内でやめてもらえるなら直接僕が対応してもいい」と発言した。市によると、今月8日に在特会役員らが市役所を訪れ、橋下市長との面談を求めた。日程は今後調整する。

この橋下の行動については誤解して受け止めてる人がいてるかも知れないのできちっと説明しときますが

橋下の意図は、各地でヘイトスピーチを繰り返す在特会と「公開の場」で会って、

「正義の味方」のフリをしようとしてるだけです

(そやかて、ヘイトスピーチをしてる側が悪いことなんか、誰が見てもすぐにわかることですからね)


この短い記事のなかで、橋下は「在特会がどんなスピーチするのか聞かせてほしい」と言うてますが

そんなことは在特会と面談しなくても、ネットを通じていくらでも知ることができますし

実際に、橋下はそういう情報を知る立場(報告を受ける立場)にあります

(→この点については後述します)

だから、これは在特会と会う理由にはなりません


また、橋下は「大阪で差別表現は僕は許さない。在特会側にきちっと言おうと思う」と言いますが

この問題は、「ヘイトスピーチ規制」をする意思があるのか否か…ということが一番大事なコトであって

首長が許すからできる…とか、許さないからできない…という問題では決してありません

(そやかて、法もないのに首長の一存でしていいことと悪いことが決まる…なんてことは、
  民主主義+法治国家ではあり得ないことなので、橋下にそのようなことを決める権限はありません)


そして、橋下は「大阪市内でやめてもらえるなら直接僕が対応してもいい」と、

さも「大阪市内でヘイトスピーチをしないことを条件に立てて」在特会との面談をセットする…

というようなことを言うてますが、

在特会はそのような条件に同意して橋下に面談を求めてるわけではないし

橋下だって、在特側がその条件をのまないと会わない…と言うてるわけではないので

この言葉も、橋下お得意の「言うたもん勝ち」…です

(→実は、橋下は在特会と会う条件としてあるコトを求めてるんですが、これについては後述します)


…ということで、いつものことながら橋下徹はええ加減でデタラメなことばっかり言うてるんですけど

橋下は、在特会からヘイトスピーチされる側からも面談を求められておりまして

その申し出に対してはなぜか、断ってる…という、よくわからん対応をしてるんです↓

ヘイトスピーチで橋下氏 被害者側との面談拒否 (スポニチ:2014年9月25日)

橋下徹大阪市長は25日の記者会見で「ヘイトスピーチ」(憎悪表現)と呼ばれる人種差別的な街宣活動に関し、被害に遭う在日コリアンを支援するNPO法人「コリアNGOセンター」(大阪市)から求められた面談には応じない意向を表明した。

橋下氏は「市民局が要望を聞く。僕が出なければいけないことと、そうでないことを分けさせてもらいたい」と説明した。

同センターは、橋下氏が応じる考えを示している「在日特権を許さない市民の会(在特会)」との面談よりも、被害者側との意見交換を優先すべきだと主張。橋下氏との面談を求める要望書を提出していた。

で、なんでこういうちぐはぐな対応になってるのか…というたら、それは

被害者側と会っても、自分が「正義の味方」になれないから(見えないから)…です

(だって、橋下自身はヘイトスピーチされる被害者側の最大の要望であるヘイトスピーチ規制に
 まったく後ろ向きなので、被害者側と会っても、「正義の味方」にはなれませんからね…)


つまり、自分がどれだけエエカッコできるか否かを最優先に考えて

被害者側よりも加害者側との面談を優先する…

それが橋下徹でありまして、このような男が「エエカッコ」のために在特会と会って何を言おうが、

そんなことを肯定的に受け止めるのはやめてほしいんです


いや、そんでも在特会を批判してくれるんやったら、それはええことやんか…

そう考えて橋下の行動に賛意を示す人もいてるかも知れませんが

橋下徹がホントに在特会に対して批判的なのかどうか…を判断してもらうために

ここから、橋下徹の9.25の市長記者会見でのやりとりのごく一部を文字おこしで紹介するとともに

橋下のトンデモぶりにツッコんでみたいと思います


ただね、今、あのー、9月の23日にです、昨日ですか、在特会がデモやったんですか。
なんか…、極めて…穏当になっているじゃないですか、これ。
在特会のデモが「極めて」穏当になってる…と、橋下はいきなり在特会ヨイショをはじめます…

あのぉ…、まぁ、中身、賛否両論あるし、全部、僕、賛成するわけではないし、あのぉ~~~、あれだけども…。
「全部、僕、賛成するわけではないし」…ということは、在特会の主張のなかに

橋下が共感する部分があるってことですね… (→この点については、後ほど明らかになります)

まっ、これはある意味主張というか、デモとしてこれは認められないといけないようなことなんじゃないのかなぁ~と思いますけどもね。「死ね」とか「殺せ」とか…、無くなってますよ。これ、あの~、表現見る限りは…。
「死ね」「殺せ」という言葉だけがなくなれば、「極めて穏当」になる…

それは橋下の頭の中だけで成り立つ「飛躍解釈」でありまして

「××人は(日本から)出て行け!」などの表現だけでも十分、「ヘイトスピーチ」になるとぼくは思います

また、ありもしない「在日特権」をあると訴え、在日韓国・朝鮮人排斥を訴える(=攻撃する)ことは

主義主張でもなんでもなく、たんなる「ヘイト」(=差別扇動)に過ぎません

だからやっぱり、在特会の方も、そりゃこれ、え~、メンバー、全部記録取られて、訴訟打たれて、え~~、1人100万200万300万賠償金払えるかって言うと、そりゃ払えないですから。みんな中に入っているメンバーも、そういうプレッシャーを感じればね、やっぱりそうならない様な範囲で、表現すると…。
なんだか、自分が在特会のメンバーにでもなったかのように

ヘイトスピーチする側の賠償負担を心配をする橋下… (→なんか、完全に身内モードに入ってます…)

ま、裏付けがある表現なのかどうかなんていうのは、まっそりゃ、一般の市民の皆さんは、また特定個人を指しているわけでもないから、報道機関と違って、そりゃ完全な裏付けなんか取れないから、こりゃあどうなんだっていうような事もあるけれども…
「特定個人を指しているわけでもないから」…というのは、

「だから現行法では規制できない」ということに繋がって、

だからこそヘイトスピーチ規制が必要…という流れになるならわかるんですが、

橋下はそれを「だから規制できない」という「言い訳」だけに使ってるんですね

(このような言い訳がつい口に出てしまうところに、橋下のヘイトスピーチに対する態度がわかります…)

まぁ~、僕が報告上がってきたものを、昨日の表現内容を見る限りは、かなり、なんか、あ~、穏当になってきてるんじゃないのかなぁと思いますけどもね…。
このように、橋下は自分で在特会のヘイトスピーチの内容を調べなくとも

その報告を受ける立場にあるので、「在特会がどんなスピーチするのか聞かせてほしい」ということを

在特会との面談の理由にしているのは、単なる方便です


さらに、橋下はここでもまた念入りに、在特会のデモが「穏当になってる」ってことを強調してますが

橋下はもしかして、在特会の隠れた広報官なんでしょうか…

ただ…あの、だいたいなんですか、あれ…僕、知りませんけども、あの~、僕の方がなんか「逃げた」とか「面会しない」とかなんとか、そんなこと言いふらしてるらしいですけど、一切「逃げた」なんかないですからね、そんな…。まっ、来てから言ってやろうかと思ったんですけど…。
ここで橋下は、橋下が在特会側との面談を避けてる(逃げてる)と在特会が宣伝していることに

「自分は逃げてなんかいない」…と、不満を表明してるんですが

橋下がヘイトスピーチの被害者側との面談から「逃げた」のは紛れもない事実です…

この人らは(→在特会のこと)、あの~、なんていうんですかね…、まっ、いろんな知識を勉強してんのはわかるんですけども…、あの、中学校一年生のね、公民を学んだ方がいいですよ。あの~、あれ、この人らが支持してる、ほら、「(新しい歴史教科書を)つくる会」の教科書でもありますよ、あの、社会の本で。
この部分も、橋下が在特会を批判してるのか誉めてるのか、よくわからないところです

橋下は在特会の連中が「いろんな知識を勉強してんのはわかる」と言って在特会を持ち上げつつ、

わざわざ「(新しい歴史教科書を)つくる会」の教科書のことまで口にするんですが

これが誰に対するリップサービスになってるのか…は、もう、書く必要もないくらいです

(それにしても、橋下は在特会の主張する「在日特権」なるものが、
「いろんな知識を勉強して」得られた結果だと思ってるんでしょうか?)

特別永住者制度とかそういうものについておかしいって言うんだったら、日本政府に言えっていうんです、公権力に言えっていうんですよ。で、特別永住者制度が問題であろうが何であろうが、あー、このー、今、在日韓国人のみなさんには、参政権ないわけです。国政に対する…その、参加する権利がない。ということは責任がないわけです。権利がないってことは責任がない。
ここも橋下が何をいいたいのか、さっぱりわからないところでして

では仮に、在日韓国・朝鮮人に(国政)参政権があったとしたら、

「ヘイトスピーチ」で攻撃してもいいってことになるんでしょうか…

(いつものことながら、言ってることがズレまくっててる、橋下さん…)

確かに、僕、特別永住者制度っていうのは、もうそろそろ、やっぱり終息に向かわなきゃいけないと思ってるんで、どこかでね、日本国籍を選択してもらう、ないしは、あー、韓国籍のままでいくんだったら、まっ、通常の、あの~、一般永住者の資格を取ってもらってね、日本にいてもらったらいいわけですから。そしたら、一般永住者のなかに、いろんな、そこに再入国の要件だったりとか、どういう場合に、一般永住の資格が取消しになるか…とか、きちっと定められている中でね、特別永住者制度っていうもので別ものを設けてるから、まっ、いろいろ問題があるっていうのは確かにその通りで…。ぼくも、もう、これは未来永劫、ずーーっと特別永住者制度っていうものを続けるもんではないと思ってますけども…。
ここまで来て、橋下が「特別永住者制度」を在特会とおなじように「在日特権」である…と

受け止めているのがはっきりとわかります

(→つまり、橋下の考えと在特会の考えはこの点で一致しているってことです)


橋下は、はっきり、「特別永住者制度っていうもので別ものを設けてるから、まっ、いろいろ問題があるってい

うのは確かにその通り」…と、この件に関して在特会の主張を「その通り」と肯定しています

(それにしても、「特別永住者制度」による「いろいろな問題」って、いったいどんな問題なんでしょうか…)


そして、橋下は自民党も目指していない「特別永住者制度」の廃止を訴えてるんですが

これも在特会の主張そのまんまです


ちなみに、「特別永住者制度」の適用を受けるのはなにも在日韓国・朝鮮人だけではなく

台湾出身の方々もそのなかに入ってるんですが、

なぜか橋下は、特別永住者=在日韓国(朝鮮)人とだけ言及してまして

これが、単なる無知なのか、それとも意図的なものなのか…は、わからないんですが

在特会のヘイトスピーチが台湾出身の方々には向いていないことを考えると

在特会と、台湾出身者に言及しない橋下の心の中には

在日韓国・朝鮮人だけ向く「差別感情」があるのは確実なのではないかと思います

(→つまり、「特別永住者という(彼らが言うところの)在日特権」があるから攻撃するのではなく
     韓国・朝鮮人だから攻撃する…ということなんでしょう)


また、特別永住制度というのは、「旧植民地出身者とその子孫」という、

他の外国人とは異なる日本との関わりがあるからこそ設けられたもので、

この制度はかかる「合理的理由」を根拠に定められたものですから、それが「特権」であるわけはありません

(言うまでもなく、いわゆる「特権」とは、「合理的理由のない権利」ですので…)

ぼくはやっぱりそれは、大阪市長の立場だったり大阪府知事の立場でね、あの、見直しをしなければいけない…見直しは散々やりましたよ。だから、大阪市長選挙のときにも、生野区行ったら、あ~~、殴りかかられたこともありましたよ、それ…。あの~、いろんな、朝鮮学校への補助金を止めたっていう、あの問題をもとにですね、もう、ほら、怒鳴られたり、殴りかかられそうにもなりましたよ。…だから、やれることは、あの~、自分の権限でね、やってるけれども…。
ここで、橋下は自分の口で、知事時代に行った「朝鮮学校補助金停止」の意図が、

在特会の主張するような在日韓国・朝鮮人に対する「(特権の)見直し」である…とはっきり述べています

(→これは、在特会の主張の実現に尽力した…という自慢話なんでしょうか…)


ここでもはっきり言っておきますが、朝鮮人学校に対する補助金削減や停止は

国連の人種差別撤廃委員会でも「差別」として受け止められているもんでして

朝鮮学校に対する補助金は決して橋下たちのいう「特権」ではありません

(→「特権」でないものを奪うのは「差別」であり「攻撃」ですので、
       橋下たちの言うてることはまったくの倒錯です)


そして、そもそもこの話の出発点であったヘイトスピーチの問題とまったく関係のない、

大阪市長選挙での出来事(→それも真偽不明)まで持ち出して

この男はいったい、聞いてる人に何を擦り込みたいのでしょうか…

(在日韓国・朝鮮人は怖い、乱暴だ…とか、彼らに攻撃されてんのは僕の方だ!…っていう
  アピールなんでしょうか?)

なにもそれ…特別永住者制度が悪いからといって、在日韓国人の人に「死ね」とか、「殺せ」とか…ナントカ、暴言吐いたって意味ないじゃないですか。
「特別永住者制度が悪い」…というのは、在特会の主張そのまんまなんですけど、

もう、ここまでくると、橋下は在特会の代弁者になってますね…

(→これが、在特会と会って「正義の味方のフリ」をしようとしてる人間の言うことなんですかね…)

なんか、公権力とか、その、いわゆる政治権力をもってるところに言わずしてね、えー、そういうのを持ってない人たちをね、攻撃するっていうのは一番卑怯でカッコ悪いことだと思うんですけどね。こんなのは(中学の)公民の教科書みたら、特別永住者制度…問題だったら、誰に対して攻撃しかけていかなきゃいけないのか、なんてのはすぐわかるはずなのに…。
橋下は、在特会の「攻撃対象」が間違ってるとは言うんですが

「在特会の主張内容が間違ってる」とは、言うてくれへんのですね…

(→ということは、やっぱり橋下は、在特会の主張そのものには共感してるってことですね)

それをなんか、いろ~んな知識をもって勉強した…どんだけ勉強したのか知らないけど、そんなのわかってますよ、インターネット見りゃ、誰も、そんな情報なんか、誰でも知ってるわけでね…、そんなことじゃなくて、重要なことは、じゃ、特別永住者制度がおかしいっていうんだったら、どうやって変えていくかですよ。
橋下がここで、「そんなのわかってますよ、インターネット見りゃ、誰も、そんな情報なんか、誰でも知ってる」

…という「情報」というのは、

在特会が言うところの特別永住者制度をはじめとする「在日特権」のことなんでしょう

(だって、橋下は「重要なことは、特別永住者制度(を)どうやって変えていくか」って言ってますからね
 →まるで、懇切丁寧にそのやり方を在特会に教えてあげてるような感じが…)

特別永住制度とかね、在日韓国人の特権を許さないって言うんだったら、その特権を許してるような制度をつくったね、国会議員を、また、日本政府を攻撃すればいいわけでね。公権力とか政治権力に闘わずにね、そういうことを持っていない一般市民、ないしは、もっと言えば、あー、子ども達に対してね、えー、ああだこうだっていうのは卑怯!  いっちばん、僕はイヤなタイプですよ。大阪市は来てほしくない。
いえいえ、在特会の主張に賛同して、在特会員の賠償負担まで心配してあげて、

さらには、今後の「攻撃方法」まで記者会見で伝授してあげてる橋下さんが、在特会のことを今さら

「いっちばん、僕はイヤなタイプですよ。大阪市は来てほしくない」…なんて言っても

何の説得力もないんですけど…

(それに、はっきりくっきり言うとくけど、
  朝鮮学校の補助金停止で「子どもたちに理不尽な仕打ち」をしたアンタが、
 「子ども達に対してね、えー、ああだこうだっていうのは卑怯!」ってミエを切るのは
  厚顔無恥の極みってもんやで…)

なんか(在特会の)トップは来ないって言ってるみたいですけどね…
どんな感覚なのか知りませんけども、ちょっとこう、世間で取り上げられちゃって勘違いしちゃったんでしょうね…。
TVで人気が出て、世間で持ち上げられて政治家にまでなって、勘違いしちゃった…のは

アンタの方でしょ、橋下さん…

(在特会との面談は)フルオープンでやります。・・・先方がクローズ(非公開)にしてくれって言っても応じませんけどもね、そんなの。クローズにしてわざわざ会う相手でもないですから、えー、時間を使ってまでね。
このように、橋下は在特会との面談を「フルオープン=報道陣公開)でやることを

面談に応じる「条件」として在特会側に要求しているわけですが

これこそ、在特会との面談の目的が「正義の味方ゴッコ」にあることを白状してるようなもんです


つまり、非公開だったら(=「正義の味方」としてエエカッコできなかったら)、

在特会に会う必要はない…と橋下が考えてるということであり、だからこそ

「正義の味方」になれないヘイトスピーチの被害者側との面談を断った…ということです



以上、長々と橋下の発言を取り上げてツッコんできましたが

ここまで来てはっきりしたのは、橋下と在特会はお仲間ってことです

なので、橋下の『わかりやすい構図でエエカッコショー』には決して騙されないように

みなさんにはくれぐれもお願いします。。。

よせばいいのに、また書いてもうた…

今日は書きたいネタがてんこ盛りで報道されてた日で、

いったい何からブログに書いたらええのか途方にくれるほどやったんですけど

書きたいことがすべて書けるはずもなく、

新聞に載ってた自民党の極右議員に対する「保守派の女性論客」…という言葉に反応して

一つだけエントリーを書いて終わってしまう予定…やったんですけど

またまた、どうにも気になるニュースが飛び込んできたので

よせばいいのに…と思いつつ、また、あの男のコトを書いてみたいと思います


まずは、その記事から…

ヘイトスピーチ被害者を税金で訴訟支援 橋下市長意向「バンバン訴えて」 (サンケイ:9月3日)

街宣活動で民族差別などをあおるヘイトスピーチ(憎悪表現)の抑止策を検討している大阪市の橋下徹市長は3日、人権侵害を受けた被害者が慰謝料などを求める裁判を起こしやすくするため、税金で訴訟費用を全額負担する制度の創設を目指す意向を表明した。

支援対象の認定などについて第三者の専門家が行う仕組みを想定しているといい、「(市の支援で)バンバン裁判所に訴えてもらえば、(街宣活動を行う)団体側もいいかげんなスピーチをできなくなる」との認識を示した。

橋下市長は7月、ヘイトスピーチについて「表現の自由を超えたひどいもので、大阪市内で認めないというメッセージを出す」と抑止策の検討を表明。この日は「表現の自由の問題で行政が一方的にルールを作るわけにいかない」とした上で、訴訟支援に言及した。同日午後に行う市人権施策推進審議会に制度創設が可能かどうか検討するよう伝える。

ヘイトスピーチをめぐっては国連の人種差別撤廃委員会が8月末、日本政府に対して、責任ある個人や団体を捜査し、必要なら起訴することを要請した。

ぼくね、この件については『徹ちゃんと安倍ちゃんの「言うてみただけ…」』」で書いたことがあって

そこでは、「「(ヘイトスピーチは)やり過ぎで問題だ。何か考えないといけない」と言うた橋下が

実際には、な~んもせんと「言うてみただけ…」で終わるだろう…ということを書いたんです


今回、橋下は「人権侵害を受けた被害者が慰謝料などを求める裁判を起こしやすくするため、

税金で訴訟費用を全額負担する制度の創設を目指す意向を表明」したわけですが

この橋下のアイデア?については、さっそくこんな反応がありましたわ↓
ヘイトスピーチ被害者を税金で訴訟支援 橋下市長が「バンバン訴えて」と意向示す - MSN産経ニュース http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/140903/waf14090312050018-n1.htm
新しい。そしていいアイデア。
(このtweetは橋下ファンのtweetではなく、アンチヘイトの立場を取る人のtweetです)


ぼくは言うまでもなく法律の専門家ではないので、ここから展開する話は

「ぼくの素人的解釈に基づく誤解」である可能性もあって、

もし、誤りがあるなら是非、その誤りを指摘してもらいたいと思いつつ書いていきますが

素朴に考えて、「民事訴訟」という「私人と私人との(裁判上の)争い」において

行政機関が一方に肩入れすることが可能やと思います?


これは要するに、「私人対私人の争い」について、その裁判の結果が出る前に

行政が一方当事者の言い分を是と認める…ということになるんですけど

そんなこと、できるわけないですがな…


ここはね、「いかなる形でも、ヘイトに苦しめられる人たちが少しでも助かったらそれでええやん…」

という実質的な話をするまでもなく、形式的に即アウト…の話なので

ぼくは、橋下がこのアイデア?を市の審議会に可能かどうかを検討させた…としても

「そんなことはできません」という結果が出るのはミエミエの話であると思うし

弁護士である橋下がそのような理屈をわからないはずもなく

やっぱりこの男は、「言うてみただけ」…ではカッコつかないから

「オレは、なんかやろうとした(けどできなかった)」…というアリバイをつくってるとしか思えないんですわ


また、仮に、このアイデアを実際に行う…ということになると

行政が援助をする対象(=具体的な民事訴訟の当事者)を決める際に、

必然的に、その訴訟で争われている「表現内容」が

「ヘイトスピーチ」にあたるのか否かの判断をすることが必要になるはずなのに

橋下が、「公権力が差別的表現かどうかを判断するのは極めて危険だ」(朝日:2014.9.3)

…と、まったく整合性のないことを同時に言うてるところを見ると

やっぱり、橋下自身も、こんなアイデア?が実現可能とは

はなから考えてないとしか思えないんですわ


さらに、橋下は

「日本は治安維持法という戦前の不幸な過去を背負っており、表現の自由を徹底的に保障している。
 公権力で(ヘイトスピーチを)抑えていくのではなく、民事的な司法での解決を第一に考えるべきだ」
(朝日:2014.9.3)

…と、これまた、なんやら「エエカッコ」をしてるんですけど

これがなんで「カッコだけ」…なのか、わかりますか?


そやかてね、「民事的な司法解決」っていうたら、(たとえ金銭的援助をしたとしても)

それはどこまでいっても、ヘイトに対しては「自分で裁判に訴えて解決してちょうだいね」…という、

「自力救済」を被害者に押しつける話になるので、

それが真の意味の「ヘイトからの救済(ヘイト防止)」になるわけないんです

(本来の救済対象に対して、訴訟という負担を押しつけることが、なんで「救済」になるんですか?)


橋下も、そして、つい最近、ヘイト規制に向けた会合を開いたジミントーの連中もやってることはおんなじで

要するに、ヘイト規制」なんかしたくないけど、何もしないままでは国連からまたヤイヤイ言われるし

東京オリンピックを控えて、なにもせえへんかったらカッコつかんし、

それに、なんか今は、「ヘイト」に反対する姿勢を示した方がウケるみたいやし…

というだけの動機に基づく、「エエカッコ」に過ぎないので

このようなまやかしの臭い芝居には、決して惑わされないで頂きたいと思います。。。




そもそも橋下は、自分の口でヘイトスピーチが

表現の自由を超えたひどいもの」…とはっきり言うて

「ヘイトスピーチ」が「表現の自由を超えるもの」=「表現の自由には含まれない」と言うたのに

「表現の自由の問題で行政が一方的にルールを作るわけにいかない」…と言うて

「ヘイトスピーチ」を「表現の自由の問題」にしてもうてるんですが

こういう支離滅裂さが、この人間の真骨頂ですわ…

(ヘイトスピーチは「表現の問題」ではありますが、「表現の自由の問題」ではありません…)



また、戦前の治安維持法による言論弾圧をいたく強調して「エエカッコ」してる橋下ですが、

同じく言論弾圧に繋がることが必至である特定秘密保護法について

あっさりと賛成に回ったこととの整合性は、いったいどない考えてるんでしょうかね…

(→きっと、何も考えてないと思うな…)

アンタのケツは誰が拭く?

え~、このエントリーは、タイトルからしてめっちゃ下品なんですけど

その下品さは、けっしてぼくのせいやないで!…ということを、最初にお断りしておきます…

(その下品さが「誰のせい」であるのかは、読んでもろたらわかります)



「浪速の破壊王」…というか、すっかり落ち目で「浪速の裸の王様」と言うたほうがピッタリくる橋下徹ちゃん、

最近は防戦一方で冴えない顔してたのに、人の失点を見つけると途端に元気がでてくるようで、

またもや、(虚しく)吠えてますわ

橋下氏「慰安婦誤報のケツをふけ」…因縁の朝日に激しく“追撃態勢” (サンケイ:8月26日)

慰安婦問題での誤報を認めた朝日新聞に対して、日本維新の会代表の橋下徹氏(大阪市長)が“追撃態勢”に入った。記者会見などで朝日批判を展開し、市政担 当の朝日記者にも「ケツをふいてくれ」と迫る執拗(しつよう)さだ。朝日の誤報により国際社会で日本への不当な評価が広まったという強い憤りが原動力と なっているが、自身の慰安婦発言で朝日が批判の急先鋒(せんぽう)だったことなど過去の因縁も少なからず影響を与えていそうだ。「しつこくいってやろうと 思う」。橋下氏の怒りはしばらく収まりそうにない。

■「これをずっとやりたい」朝日批判全開

「朝日には自分たちが日韓関係をこじらせた最大の責任者という認識がまったくない」

橋下氏は、8月8日の定例会見で朝日の検証記事に対する批判を展開していた。次の市長公務の予定が迫る中で「本当はこれをずっとやりたい」と残念がり、 しゃべり足りない様子で「どうなんですか、これ」と朝日記者に逆質問した。朝日記者の「言う立場にない」という趣旨の返答に失望した表情をみせ、こう要求 した。

「朝日に所属して仕事をやっていくなら、しっかりケツをふいてもらいたい」

朝日は5日、6日付の朝刊で慰安婦報道に関する検証記事を掲載。その中で、昭和57年からたびたび報じてきた「韓国・済州島で女性を強制連行した」という吉田清治氏の証言を「虚偽」だったとし、初報から32年後にようやく関連記事を取り消していた。

橋下氏は朝日の大々的な報道で世界的に「慰安婦=性奴隷」が定着し、国際社会ではドイツ・ナチスのホロコースト(ユダヤ人大虐殺)と同じ土俵で論じられる ようになったと指摘。さらに、慰安婦問題は本来、日韓基本条約に合わせた日韓請求権協定で解決していたという認識を示した上で、「朝日の大誤報で韓国の人も踊らされ、日韓基本条約では解決できない問題とたきつけられた」と批判した。

橋下氏が誤報に加えて問題視しているのは検証記事で産経新聞など他紙も同様に吉田証言を取り上げたと言及している点だ。産経は過去に吉田証言を報じたが、その後の取材で証言は「虚構」「作り話」と繰り返し報道している。

にもかかわらず、他紙の報道を取り上げた朝日の検証記事を橋下氏は容赦なくぶった切る。

「言い訳に満ち、検証記事が台無し。読んでいて不快」

■米報道官に「性奴隷?」朝日記者の振るまいに怒り

橋下氏の憤りの根底には、かつて朝日に煮え湯をのまされた経験がある。

昨年5月13日、慰安婦について「当時は世界各国の軍が必要としていた」と発言した際、批判の急先鋒は朝日だった。

「言語道断で侮辱的だ」。発言からわずか3日後の16日、米国務省の報道官が記者会見で橋下氏の慰安婦発言を非難したが、これは朝日の男性記者が質問して引き出していた。さらに、この記者は慰安婦の表現の仕方について「性奴隷ですか、慰安婦ですか」と見解を迫り、報道官に「われわれは過去に慰安婦と表現した」とかわされていた。

とはいえ、米政府高官が橋下氏の発言に対して強い言葉で公然と不快感を示したのは初めてだったため、ニュースは世界をかけめぐった。

5月22日には橋下氏が視察予定だった米サンフランシスコから受け入れを拒絶する文書が届き、橋下氏は視察を断念。その後もサンフランシスコ市議会で橋下氏に対する非難決議が採択され、発言撤回と元慰安婦への取材を求める決議文が届けられた。

「米国務省の声を引き出し、『アメリカ政府が騒いでいる』『アメリカで大問題』とやった」

「朝日記者が国務省の会見で性奴隷という言葉を使った」

当時、対米で苦境が続いていた橋下氏は朝日に怒っていた。こうした経緯もあってか、朝日が今回、海外に向けて大々的に誤報を伝えようとしない姿勢には我慢できないようだ。

「朝日が本気なら、赤字覚悟で(検証記事の)国際版を毎日刷り、『強制連行はなかった』『性奴隷はやめて』と世界各国に配信するしかない」~
(ぼく、サンケイって、ほとんど読んだことないねんけど、いっつもこういう「誤報」ばっかり書いてんねんやろ
 な…)


さて、遅ればせながら「誤報を訂正した」朝日新聞に対して、「ケツをふけ!」と迫る徹ちゃんでありますが

過去に散々繰り返してきた自らの『(ええカッコするために)言うてみただけ事件』の数々について

徹ちゃんが今までに、「自らのケツをふいた」ことがあったんでしょうかね…

(→『徹ちゃんと安倍ちゃんの「言うてみただけ…」』参照)


それに、前回のエントリーで取り上げた(財源と実現のメドのない)「(大阪都)政策素案」、

別名、『大阪維新の怪・夢想集』のケツかて、徹ちゃんはこれまたふく気はないし

このように、橋下徹という人間は、「ケツをふかない男」…を通り越して

「垂れ流し男」と言うても過言ではありませんので

こういう「垂れ流し男」の言うことは、右から左に「聞き流す」…ということでええかと思います

(→と言いつつ、徹ちゃんにツッコんでるぼくは、「言行不一致」ということでええかと…)


そんでも、ぼくは少なくとも自分のお尻はちゃんとふく人間ですので、

このサンケイの記事がなんで「誤報」なのかを、

徹ちゃんのウソと併せて書いてみたいと思います


朝日の誤報により国際社会で日本への不当な評価が広まったという強い憤り…

徹ちゃんたち「歴史の書き換え人」は、いったい、いつまでこんな「脳内作文」を続けるんでしょうね…


朝日の記事では、「韓国済州島で慰安婦狩りをした」という日本人男性の証言が紹介され

それがウソだと訂正されたんですけど、一つのウソがすべてをなしにするわけはなく、

日本軍による慰安婦「強制連行」があったことは、日本の裁判所でも認められてる「事実」であるし、かつ、

「国際社会」(≒国連)が従軍慰安婦を性奴隷と評価するのは

「慰安婦の集め方が強制連行だったから」…ではありません


すなわち、朝日の誤報は、慰安婦問題に対する国際社会の評価には影響のないものであり、

ゆえに、それは「日本への『不当な』評価」を広めたわけではりません

(そもそも、慰安婦問題に関して国際社会から日本への「不当な評価」なるものは、存在しません)


「朝日には自分たちが日韓関係をこじらせた最大の責任者という認識がまったくない」

ここでも、徹ちゃんの必殺技、『責任転化の術』が炸裂してますけど

「日韓関係」をこじらせたり、日本の国際社会からの評価を下げ続けてる最大の責任者は

徹ちゃんをはじめとする「歴史書き換え人」の方です…

(なんでそんな簡単なことがわからんねん!)


橋下氏は、8月8日の定例会見で朝日の検証記事に対する批判を展開していた。次の市長公務の予定が迫る中で「本当はこれをずっとやりたい」と残念がり…

大阪市長の公務よりも、こういう「歴史書き換えの主張」をずっとやりたい…というのが

大阪市長である橋下徹氏の「本音の優先順位」だそうです…

(こんなヤツが大阪市長やってたらアカンやろ…)


「朝日に所属して仕事をやっていくなら、しっかりケツをふいてもらいたい」

いやいや、「大阪市長として仕事をやっていくなら、アンタのケツを先にふいてもらいたい」 

(by なんでやねん五郎)


橋下氏は朝日の大々的な報道で世界的に「慰安婦=性奴隷」が定着し、

そやから、それは徹ちゃんの「誤報」(=脳内作文)やねんて!


国際社会ではドイツ・ナチスのホロコースト(ユダヤ人大虐殺)と同じ土俵で論じられるようになったと指摘。

なんか、この部分の徹ちゃんの客観的認識だけは、大きくはずれてないような気がするな…

(ときどき、正気に返る徹ちゃん…)


さらに、慰安婦問題は本来、日韓基本条約に合わせた日韓請求権協定で解決していたという認識を示した上で、「朝日の大誤報で韓国の人も踊らされ、日韓基本条約では解決できない問題とたきつけられた」と批判した。

「慰安婦問題」というのは、日韓基本条約締結時には

日韓それぞれの政府が「認識していなかった」事柄であることろ、

認識していなかった事柄が、これまた双方の認識のないまま「解決していた」…という徹ちゃんの「認識」は

やっぱり、徹ちゃん(や日本政府)の頭の中でしか成立しない「認識」やと思います

(なぜなら、仮に、このような「認識」が国際社会の理解を得られるものであるならば
  慰安婦問題に関して国連から、「度重なる勧告」を受けるわけはありません…)


「言い訳に満ち、検証記事が台無し。読んでいて不快」

徹ちゃんの言うてることは、「言い逃れとウソに満ち、記者会見が台無し。聞いていて不快」やで…

(by なんでやねん五郎)


橋下氏の憤りの根底には、かつて朝日に煮え湯をのまされた経験がある。
昨年5月13日、慰安婦について「当時は世界各国の軍が必要としていた」と発言した際、批判の急先鋒は朝日だった。

慰安婦制度を「当時は必要としていた」というのは、

「必要としていたものだからあったんだ」…という(開き直りの)趣旨だと思いますが

そうなると、過去の奴隷制度も「当時は必要だったからあったんだろ」…ということになるし

ユダヤ人収容所だって「当時は必要だったからあったんだ」…というトンデモナイ主張になるからこそ

国内はもとより、いろんな国からこの発言に対する非難が殺到したわけですよね


とすると、この非難は「まっとうなもの」であり、朝日がその「批判の急先鋒」になったことは

誇れるコトやとぼくは思いますが、それがサンケイの頭では

「(橋下徹が)朝日に煮え湯をのまされた」…ということになるらしいです


ちなみに、「煮え湯を飲まされる」という言葉の意味は、

「信用していた人に裏切られて、ひどい目にあわされることのたとえ」でありますが、

徹ちゃんが朝日新聞を信用していたという話は聞いたことがないし、かつ、

徹ちゃんの「慰安婦必要発言」を非難することは、「徹ちゃんを裏切ること」にはなりませんので

このサンケイの言葉遣いは、「誤報」ならぬ、「誤用」です…

(日本語くらい、ちゃんと使おうね…サンケイちゃん)


「言語道断で侮辱的だ」。発言からわずか3日後の16日、米国務省の報道官が記者会見で橋下氏の慰安婦発言を非難したが、これは朝日の男性記者が質問して引き出していた。さらに、この記者は慰安婦の表現の仕方について「性奴隷ですか、慰安婦ですか」と見解を迫り、報道官に「われわれは過去に慰安婦と表現した」とかわされていた。

ぼくね、別にアメリカが世界中の出来事について最終的な評価を下す権限があるとは思てないんですけど

日本と韓国(、あるいは、過去、日本軍の慰安婦にされた女性のいた国々)以外の国の認識は

慰安婦問題に関する国際社会の客観的認識を示す材料にはなると思てるんです


この点、アメリカ政府は、実は徹ちゃんの「慰安婦必要発言」が出る前から

つまり、ここで取り上げてる記者会見よりもずっと前から慰安婦のことを「性奴隷」と評価してましたので

朝日新聞(の記者)が、質問によってアメリカ政府の評価を誘導したわけではありません

(※2012年6月、当時のクリントン国務長官は、米国のすべての公文書に
    『従軍慰安婦』(=comfort women)の代わりに『強制的性奴隷』(=enforced sex slaves)という表現を使う
     よう指示しています)


「朝日が本気なら、赤字覚悟で(検証記事の)国際版を毎日刷り、『強制連行はなかった』
『性奴隷はやめて』と世界各国に配信するしかない」

え~、この部分はホンマに徹ちゃんにしかわからない支離滅裂な話なので

なにをどないツッコんだらええのか、途方にくれますわ…


あのね、徹ちゃん、何回でも言うてあげるけど、「慰安婦の強制連行はあった」のよ

それにね、「強制連行があったから性奴隷」って言われてるわけやないのよ


ここまで来ると、徹ちゃんたち「歴史書き換え人」が、そういうコトを知らないんじゃなくて

「知らないフリ」をしてるだけ(=ウソをついてるだけ)やということが十分にわかってもらえると思てますけど

こういうウソに対して批判もせず、さもホントのことのように報道してあげるサンケイは、

「歴史書き換え応援報道機関」ということでええかと思います。。。

(つまり、徹ちゃんたちのお仲間ってことね…)

夢はデカいほうがいい?

このエントリーは、大阪限定のローカルネタであることを最初にお断りしておきます…


「浪速の破壊王」こと橋下徹ちゃん、最近はやることなすこと裏目に出てもうて

以前にも増して、その支離滅裂ぶりが炸裂してますわ

(…と言いつつ、あの男がやることで裏目に出なかったもんなんか、なかったようにも思うな…)


徹ちゃん率いる大阪維新の怪が、「大阪都構想」なるもんを進めてるのは、知ってますよね

で、最近、徹ちゃんたちは大阪府議会でも市議会でも形勢不利になってきてるので

『なりふり構わず作戦』に出てきてましてね、

少し前に、「大阪都になったらこんなええコトがあるで」…という、

「(大阪都)政策素案」なるもんを発表したんです


その素案には、財源も示さず、ゆえに、実現可能性を度外視した「単なる夢想」の数々が並べてありまして

その一つに、大阪市を走る市営地下鉄の延伸(と新線の建設)、果ては、大阪駅と関空を結ぶリニアまで、

「大阪都になったら実現するで~」…なんてことが書いてあるんです


ところが、徹ちゃんは大阪都構想とは切り離して、

従来から「大阪市営地下鉄の民営化」をブチ挙げてまして

徹ちゃんの言う通りに、仮に市営地下鉄が民営化されると、

実は、この市営地下鉄の延伸計画はすべて「廃止」されることになってるんです

(そやかて、地下鉄を民営化したら、線路の延伸や新線の建設は
 すべて民営化後の会社が判断して決めることになるんですからね…)


それなのに、徹ちゃんは「大阪都になったら、地下鉄が延びる、新しい路線かてできる」…と

自分の目指す地下鉄民営化と矛盾することを、臆面もなくブチ挙げてるんですわ

(ぼくの頭では、なんでこんなことが堂々と言えるのか、まったく理解でけへん…)


…と、ここまでの展開でも十分、ぼくの頭はクラクラしてくるのに

これまたつい最近、大阪市営地下鉄の延伸・新設計画に関して

大阪市の市鉄道ネットワーク審議会が、すべての計画路線で「事業化は極めて厳しい」と、

事実上の不可答申を出した…ということがありましてね、

その「不可答申」を受けた徹ちゃんが、どんなことを言うてるのか…というと

国の鉄道計画に盛り込まれていた一部市営地下鉄の延伸について、

「国に計画から外してもらうよう言うつもりだ」…って言うたんです


いや、この部分だけ取ったら、徹ちゃんの言うてることは筋が通ってる…と

一瞬錯覚してしまいそうになるんですけど、

徹ちゃん、「国の計画から外してもらうことだけ」…を、言うてますよね?

ほな、徹ちゃんとこの大阪維新の怪の夢想集、「(大阪都)政策素案」に書いてある、

「市営地下鉄の延伸(と新線の建設)」はどないなんのん…????


さらに、徹ちゃんは記者会見でこの件について

「財源のメドが経たない中、市議会は『(地下鉄延伸を)やれ』と無責任なことを言ってきた」…と

これまた、議会に責任の放り投げをやっとるんですけど、

徹ちゃんとこの大阪維新の怪自身が、財源のメドも示さずに

「大阪都になったら地下鉄延伸も新線建設もできます」って超無責任なコト言うてるのは、

いったい、どない受け止めたらええのん…?????


さらにさらに、徹ちゃんは何を思ったのか

地下鉄民営化が実現した場合には、改めて国に地下鉄延伸計画維持を主張する…って

これまた信じられへんコト言うねんけど

アンタの目指す市営地下鉄民営化が実現したら、

現在の延伸計画はすべて「廃止」されることになってるんやん…

(それがなんでわからんねん!)


なぁ、徹ちゃん、お願いやから、聞いてる人が「わかるような話」をしてくれへんか?

アンタの話はいっつも聞いてて、「?????」なことなっかりやねん


ぼくな、聞いてて頭がクラクラ…を通り越して、頭が溶けてくるような支離滅裂なことを

頭が溶けずに言ってのけるアンタのことを、怖がったらええのか、あるいは、感心すべきなんか、

はたまた、呆れたらええのか、迷ってまうやんか

(ちなみに、みなさんやったら、どれですか?  ぼくはやっぱり、「呆れる」のを通り越して、「怖い」かな…)


徹ちゃんな、そこまで支離滅裂な「夢物語」を語るんやったら

「大阪都になったら、大阪湾で海底油田が発見されて大阪の財政赤字は一掃される!」…とか

「大阪都になったら、大阪で金の鉱脈が発見されて大阪都民は住民税がなくなる!」…

なんてことをブチ挙げたらどないかな…?

(徹ちゃんには、それくらいの「政策」がお似合いやで…)




※徹ちゃんたち大阪維新の怪の夢想集に関する参考資料です…

大阪都に万博・カジノ誘致 大阪維新素案、財源示さず (朝日:2014年8月16日)

大阪維新の会は15日、大阪都構想の住民投票に向けた政策素案を発表した。大阪都として、2025年の万国博覧会開催やカジノを含む統合型リゾート(IR)の誘致など人を集める計画を柱に成長を促す。都構想でめざす街の姿をアピールする狙いだが、財源も含め実現性は不透明だ。

維新は政策素案を「マニフェスト」と名付け、来春の統一地方選との同日実施をめざす住民投票向けのPR材料とする考え。大阪市を分割してつくる五つの特別区ごとの政策素案もすでにまとめ、インフラ整備や独自のサービスを並べた。

大阪都の素案には「国際エンターテイメント都市」をめざし、「年2%以上」の経済成長達成という目標を明記。東京―名古屋間で27年開業予定のリニア中央新幹線を大阪まで同時開業させることや、新大阪と関西空港のアクセスを短縮する「なにわ筋線」など四つの鉄道路線の建設を盛り込んだ。各特別区の素案では市営地下鉄の今里筋線、千日前線、長堀鶴見緑地線の延伸のほか、次世代型路面電車(LRT)の導入などの交通網整備を強調する。大阪城東部や阪急十三駅周辺の再開発や、現在の西成区や阿倍野区に官庁街をつくることもうたった。